普段は見えないものを、どうにかして見てみたくなるタイプの人間だ。お化けの類は見たくないけれど、深海の映像とか、普段目にできないものにはついつい心が惹かれる。今回のターゲットは「耳の中」。どうしても見たくて仕方なかったというより、あると便利そうだと思ってイヤースコープを買ってみた、というのが正直なところだ。ドン・キホーテで買い物をしていて、たまたま目に入って衝動買いに近い形で手に取った。

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イヤースコープは何のために買ったのか

衝動買いとはいえ、それなりの需要があったから買った。理由は、子供の耳の中をチェックするためだ。うちは家系的に耳が弱いのか、3人の子供全員がすぐに中耳炎になってしまう。鼻水が出てきたな、耳を気にし始めたなと思うと、大抵は中耳炎になっている。小児科の先生にも「本当にすぐ中耳炎になりますね」と言われるほどだ。放っておくと高熱が出ることもあるので、受診のタイミングにはかなり気を使ってきた。そこで、自宅でセルフチェックができれば、病院へ行くタイミングの判断材料になるのではと考えた。

1,900円のイヤースコープにまったく期待していなかった

ドン・キホーテで1,900円で買ったイヤースコープなので、期待値はかなり低かった。もしハズレでも、多少の足しになればいいくらいの気持ちだった。ところが、実際に使ってみて驚いた。かなり鮮明に映るし、明るさの調整もでき、しかも耳のお掃除用のヘッドが2つも付属していた。映像の仕事もするので画質にはそれなりにうるさいほうだが、正直まったく期待していなかっただけに、久しぶりに良い意味で裏切られた。

スマホやPCにつないでリアルタイムで確認できる

リアルタイムで映像を確認できるのはかなり便利だ。映像の遅延もほとんど感じない。個人的に残念だったのは、端子がUSBで、折り曲げるとAndroidのB端子が現れる仕様になっていた点。当時使っていたスマホの端子がタイプCだったので、変換コネクタを買わなければと思ったが、たまたま家にあったタブレットにアプリを入れて接続して使うことにした。8インチのタブレットで見ても映像はきれいで、荒さは感じない。使用したアプリは「camerafi」というアプリで、今のところ特に問題は起きていない。ちなみに、購入した時点ではiPhoneには対応していなかった。

このイヤースコープの優れている点

鮮明に映る画質

解像度は640×480、約30万画素とのこと。数字を言われてもピンとこない人が多いと思うが、スマホやタブレットで確認する分にはまったく問題なく鮮明に映る。写真や動画で記録を残せるのもありがたいポイントだ。

イヤースコープで撮影した画面の様子1イヤースコープで撮影した画面の様子2

明るさの調整ができる

USB端子の根本付近に小さな白いボタンがあり、それを押すことで4段階の明るさ調整ができる。この価格帯でこの機能はなかなか優秀だと思う。

2in1端子で邪魔にならない

PC接続用のUSBの中に、Android用のB端子が組み込まれた設計になっていて、端子を付け替える手間がない。地味だが使い勝手に効いてくる工夫だ。

耳だけでなく頭皮や毛穴のチェックにも使える

焦点距離が1.5センチとかなり寄れるので、頭皮のチェックや毛穴の確認にも使えそうだ。鼻には正直あまりやりたくないが。お尻でチェックする強者も出てきそうだが、あまりおすすめはしない。あくまで自己責任で。

生活防水仕様

ジャブジャブ水につけるつもりはないが、多少の防水設計は清潔に保つうえでありがたい。

イヤースコープの残念な点

LEDの明るさを最大にしていると、多少熱を持つ。火傷するほどではないものの、長時間の使用には少し注意が必要かもしれない。

使う上で心得ておくべきこと

あくまで医療行為をしたいわけではなく、受診のタイミングを見極めるための道具として使うということ。病院の先生に「耳を見たら中耳炎になっていたので」と先に言われると、気分を害する先生もいるかもしれない。そもそも自己流で無理に耳の中を触ると傷つけてしまう可能性もあるので、使う際は細心の注意を払いたい。耳掃除自体、そこまで必要ないという意見もある。こういう便利なアイテムがあるとつい触りたくなってしまうが、ほどほどにしておくのがいいと思う。