起業してからの視点で振り返る”とりあえず3年”の意味

起業




普段はあまりこういう仕事的な記事は書かないようにしているんだけど、会社を辞めて起業してからもうすぐ3年目になろうとしているので、自分の気持ちをまとめる意味でも書いておこうと思う。
会社員時代は外資系企業の営業マンで、今やっている事は全くの畑違い。
現在は、会社として、東南アジアを中心とした貿易事業をメインにする傍ら、海外の新規販路開拓の支援をしている。
細々とではあるが、映像制作やプロモーションなどもやっている。

会社員時代の3年

とりあえず3年という言葉は良くも悪くも会社員時代はすごく意識していた。
入社して半年後くらいから、転職したくて仕方なかった。

日本には『石の上にも3年』という言葉がある。
昔ながらの考えを大切にしている人たちからは、よくこの言葉を引用した説教を受けたものだ。
僕自身も、会社員時代はとにかく早く辞めたくて、40歳の離れた部長に常に相談していたのを思い出す。

今では、若い人のみならず、ある程度勤めた上の世代の人の中にも、3年の基準なんて気にする必要ないという声が多く上がっている。
変化がない環境にいて、自分の存在価値が気になり始めてくると、自分から色々な情報に触れようとし始める。
そうなると、こんなことに挑戦したいという物を見つけてさらに悩ましくなる。
それを、周りと比べるな、そんなこと考えるなと若者たちに言ったとしても、どんな情報にもすぐにアクセスできるこの情報化社会においては無理な話である。

決まったことばかり、日々やる事に変化がなく、3年いても同じことの繰り返し。
当時は、自分はなんのために働いているのか、これでは3年いる意味が全くないと思っていた。

幾度となく辞めようと決意して上司に話し、思いとどまり、結局4年半働いたのちに退職。
その後に起業した。
正直今考えても、もっと早い段階で辞めていても良かったのではないかと思う事もある。
よく周りの人に、この類の相談をされた時にも、気持ちがそこにないなら今すぐに辞めてしまえと言ってしまう事がある。
気持ちがないのにそこにいるのは時間の無駄だと思うからである。

自分の場合、3年以内に辞めていたら、きっと今の生活、今の自分にはなっていなかった。
何も変化のない時間を3年より長く続けて何か特別なものをその経験の中から得られたという意味ではなく、
無駄に思い悩み悶々とした時間を過ごしたからこそ出会えた人や出来事があったという事。
人生を語れるほど長く生きていないが、
”人との出会いや、起こるすべての事はこれまで経験してきたことや通ってきた道によって導かれ、決定していくものだ”と思っている。

働くことに生きがいを求めていた

自分が夢中になれるものをライフワークにして、お金を稼ぎ生活していきたい。
人間誰しも一日に与えられた時間は24時間。
睡眠時間を除いて起きている時間で最も時間を費やしている時間は仕事である。
その仕事が苦痛なだけだと一日の大半を苦痛に過ごしていることになる。
だからこそ、休みなんていらない位、ワクワクして働きたくて仕方ないと思える様なことを仕事にしたいと思った。
そのマインドでしばらく転職活動もしていたが、やはり自分が納得いくような転職は望めないと気付き始め、それなら自分でその環境を作ってみようと決心し、起業したのだ。

起業してから考えた3年の基準

起業してからの”3年”というキーワードは180度違って見える。
会社員時代は『とにかく早く辞めたい。』
起業してから『とにかく長く続けたい。』

この違いは自分でもとても興味深く感じている。

会社員として働いていて、今の会社ですごく幸せで、満足しているという人達にはあまり関係ないかもしれないが、むしろそういう人達は後者が近いのではないか。
でも、そんな恵まれた環境に巡り合えた人達は”長く続けたい”と意識する事も無いのではないかと。

今思えば、会社員時代良かったなと思う事は、
嫌だと思いながら働いていたその間でさえ、給料が出ていた。
安定と言う基盤の上だからこそ、悩めたのである。

今ではそうはいかない。
どんなにやりたくても、採算が取れなければ、続けたくても続けられない。
悩み続け、今の環境を続けていけるのも、毎月決まって入ってくる給料があってこそ。

辞めたくて悩んでいる人へ

今、会社勤めをしていて、3年経っていないけど辞めたい、違う会社に行きたい、違う業種に挑戦してみたいと思っているのであれば、どんどんやるべきだと思う。
そして、今すぐ辞めて起業したいと思っている人は、すぱっと辞めて挑戦するも良し、悩みながら今の仕事を続けて小さく挑戦するも良し。
結局その後にどういう結果になるかなんて誰にも分らない。

10年以上働いて退職して、やりたいことに挑戦してあっさりと成功してしまう人もいるだろうし、1年くらいで会社を辞めて自分のやりたいことで成功する人もいる。
また、その逆で、全く芽が出なくて、会社を辞めなきゃ良かったなんて思う人もいるとかもしれない。
一度挫折しても、またどこかで働いて、次に挑戦するときに失敗した反省を活かせばいい。

どんな道を通って、たとえその道が遠回りだとしても、最終的にやりたいことに近づいていれば、その時点で何か意味のある事だと思っている。
早く辞めようと遅く辞めようと、きっとその時々で素晴らしい人との出会いや出来事に巡り合ってその後の道を決定づける大きな要因になってくる。
正しいかどうかが分かるのは、始めてすぐじゃなくて、しばらく経ってから分かるものなんだなと身をもって実感している。

だから辞めたいと思っている人は、悩みながら今の環境に残っても、すぐに辞めても、自分の決断が良かったか悪かったかなんてすぐに決めようとせず、とにかくやろうと思ったことを行動に移してみてほしい。

僕の場合も、もし3年以内に辞めていたら、世間に名を轟かす大金持ちになっていたかもしれない。
いや、もしかしたらすぐに資金が尽きて再就職していたのかな。

きっとすぐに大失敗して再就職したとしても、また、一から挑戦していると思うけど。

勝手におススメ書籍

色々と書きたいことを書きすぎてわかりにくく、そして長くなってしまったけど、、僕の意思決定に大きく影響した本を紹介します。

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松田公太さんの書籍です

仕事は5年でやめなさい。

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この本に書かれている、『未来自分史』という物を作る作業。
自分の人生の残り時間を可視化し、これからの自分の歩むべき道への決意を強くさせてくれるもの。
必ずしも5年は勤めなさいと言っているわけではないので、自分なりにかみ砕いて応用できる素晴らしい本だと思います。

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