動画を撮るとき、音声をもっとクリアにとりたいと思うことはありませんか?
そこで、ショットガンマイクとかを買って付けてみると思うのですが、なんかしっくりこないこともありますよね。
もちろんそこそこ値の張る良いものを使えば全然問題ないこともありますが、
それでも周りの環境だったりに左右されてしまうのも事実。
特にインタビューを撮ったり、人がしゃべっているところを撮るときには音の録り方一つで動画の印象が変わってきます。
結論から言うと、人の声、インタビューや解説動画を撮る時にはハンディレーダーとラベリアマイクを利用した仕込みマイクで、
音を別どりするのがおススメです。
今回は、話してが一人で、室内を想定しているという場合のお話です。
二人の時でも出来ないことはありませんが、二人の掛け合いなどがある場合には、編集が面倒になってくるので、
ワイヤレスマイクの2波受信するSONYのワイヤレスマイクシステムがおススメです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
外ロケやインタビュー、対談等にソニーのURX-PO3D
外ロケでURX-PO3Dを使ってみた感想。結果欲しくなりました
おススメ仕込みマイクはZOOM H1とラベリヤマイク
以前にも紹介したことがありますが、僕は基本的に、話者が一人で、動画の中で話すシーン、説明をするシーンを撮る際には、
仕込みマイクを使います。
仕込みマイクというのは、テレビなどでよく目にする、インタビューやロケでピンマイクを付けてやっているアレです。
話者が増えない限り僕は、ZOOM H1とラベリアマイクを使った簡易的な物を使っています。
ショットガンマイク等を使うのもいいのですがやはり仕込んで音を録った方がクリアに録れます。
その上でガンマイクはカメラにつけて、同期用の音源として使ったり、ミックス用の音源として使ったりもできます。
完全に同期用として音を使うのであれば内臓マイクでもいいのかもしれませんが、万が一を考えると、
ガンマイク等外付けマイクで録っておいたほうがいいです。
万が一というのは、何かしら予期せぬ不具合でレコーダーの音が録れていなかったりデータが消えてしまったり、
撮影の帰りに電車にレコーダーを忘れてしまったり、強盗にあったり。。。
まぁそこまで極端なことはないと思いますし、基本的にはデータは現場でハードディスクやPCに取り込むのが一般的ではないでしょうか。
しかし、その何らかの万が一が起きてしまった場合には、カメラで記録した音を使う必要があるわけです。
その時に内臓マイクだけの音声しかないと、どんなに頑張ってもクオリティの高い音にするのは難しいでしょう。
なのでそんな時にガンマイクで録ってあった音源があればまだ内臓マイクの音よりはいいものが録れているはずです。
ロケで気軽にインタビューするときは、ウィンドジャマーをZOOM H1に取り付けて手持ちしてマイク代わりにしている人もいます。
YoutubeでZOOM H1について調べるとその使い方している人の動画もたくさん見つけることができると思います。
H1とラベリヤマイクの仕込みシステムの弱点
弱点としては、撮影中にうまく音が録れているか確認ができない事です。
ワイヤレスシステムを使ったり、ガンマイクで音を狙ってモニタリングしているのであれば容易に確認ができますが、
H1とラベリヤマイクで仕込みをやっている場合にはその確認ができません。
仕込みというくらいですから、話者はハンディレコーダーを持っているところはもちろん映像に移らないように、
ポケットなどにしまいます。
そうなると、
『うまく動いているのか』
『音が録れているのか』
『マイク位置がズレて途中から服とこすれる音が盛大に入ってしまっている』
とかを確認するすべがないわけです。
ZOOM H1を仕込みマイクにするときの注意点
ZOOM H1は本当に簡単に操作することができます。録音スタートは録音ボタンを押すだけです。
なので服にしまう際や少し動いた際に誤って録音ボタンがもう一度押されてしまい録音が停止してしまう可能性があります。
録音をスタートする際には必ず、誤動作防止のためにロックをかけておきましょう。
※ツマミをHOLD側に動かす。
また、ZOOM H1に限らず、仕込みマイクをレコーダーとラベリアマイクでやる場合には、上でも述べたように、撮影中、
音の確認ができないので、
『電池の残量』
『SDカードの容量』
なども必ず事前に確認して収録に臨みましょう。
このやり方をおススメしない場面
このやり方はとても便利で、安いガンマイクを使ったりするよりはおススメで、
いきなり高いワイヤレスシステム買うよりは断然安いです。
だけど、このやり方もお勧めしない状況があります。
僕の中の基準ですが、おススメしない状況は、
・屋外で、話者との距離がそこそこある時
・話者が複数
この場合は、このやり方はやりません。
野外で、話し手と距離がある場合、万が一音が録れていなかった場合、ガンマイクで音が全然拾えていないとか、
環境ノイズがすごくて声が聞き取れないとかいうこともあるので、万が一があると音が使えません。
ましてやそこまで大きくない案件だとしても、納品物などではもっての外ですので、その際には音の確認もできるようにワイヤレスシステムを使いましょう。
余り予算が無い場合などでは、音声さんなんて帯同してもらうことができないと思います。
音声さんやアシスタントがいなければガンマイクをブームにつけてフレームの外ぎりぎりで持っていてくれるなんてこともありません。
そんな時に不確かな方法で音を撮るのはあまりにもリスクが高いです。
ワイヤレスのマイクもレンタルすればそこまで値段は高くありません。
また、先ほども述べましたが、話してが複数の場合も、この方法を使うのは不可能ではないですがお勧めしません。
編集の事を考えると、一つ一つ音声を同期させていくのは面倒ですし、不具合が生じる可能性は高くなります。
一つはしっかり録れていたのにもう一つが途中からとれていなかった..etc
話し手が二人の時も、外のロケーションだったらワイヤレス必須だと思います。
ラベリアマイク
オーディオテクニカのワイヤレスマイクシステム
2波受信のワイヤレスシステム
2波受信できるものはSONYのものを使うといいと思いますが、予算が限られた撮影では購入は気軽にできないかもしれません。
10万円くらいしますし。
なのでレンタルするのが一番でしょう。
東京カメラ機材レンタル
ビデオエイペックス
等でレンタルできますのでチェックしてみてください。
次回は別どりした音声と映像の音合わせについて書きたいと思います。
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