撮影の時、機材の見た目は重要じゃないって本当なのか

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撮影する時に使う機材の見た目や性能について。
今回は特に見た目の話です。

近年のデジタルカメラの技術発展は目覚ましい物があり、一昔前は業務用の高価で大きいカメラじゃないとできなかった事が、
今ではデジタル一眼レフがあれば出来るようになってきています。
PANASONICから発売されるミラーレスカメラGH5なんかはプロユースも想定されているし、業務用と言っても過言ではないですよね。

価格帯も決して安いわけではありませんが、性能から言えば『物凄く高い』という事は無いのかもしれません。

機材の見た目は関係ない?

さて、僕は前まで、撮影機材に関して、見た目は全く関係ないし気にする事じゃないと思っていました。
映像の仕事の時に、以前使っていたPANASONICのGH4でも画質的に不満の出る事も無かったし、
インタビューや対談などを撮る時に、必要十分だと感じていました。

しかし、ちょっと前ですが、とあるスポーツ関連のインタビューを撮影しに行ったとき、
インタビュー中のカメラを回すことを許されたのが、僕ともう一社、某テレビ局だったのだ。

見た目で受けるネガティブ反応

そこそこ広い会場で、隣同士三脚を立ててカメラを設置してみたのだけど、どえらい小物感
向こうはスタジオなんかでも使われているような大砲クラスのカメラを持ち込んでの撮影。

こんなところで見栄を張る必要もないし、撮ったものの見せ方が違うのだから関係ないと自分に言い聞かせてみたものの、
周りの反応は自分の心の声が聞こえているのではないかと思うほど。

『え、○○さんはそのカメラで撮るの?』と、会場にいる人、クライアントさんたちから聞かれることもしばしば。
そういう方に限って大体、カメラ関係には知識がない僕らよりも上の世代の人たちが多い。

いくらハイエンドのデジイチで撮影していたとしても、見た目としてはやっぱり、
『あれで大丈夫なのかな?』と思われてしまうのは仕方ないのかもしれません。
一歩引いて見てみても、バスの隣に原付が止まっているような感じだったし。。。

結局、撮影そのものよりもどう編集して、どう見せるかが自分の中では勝負だったので、
成果物に関してはクライアントさんには満足してもらえたので問題ないのですが。

テレビのカメラが細かく、僕たちが見せたい物と同じようなアプローチで編集してテレビで流すわけではないのでそこまで気にする必要は無いのですが。

使う機材で被写体の心情にも変化が出る

見た目というか、使っている機材によっても、撮影の被写体になる人の入り込み方も若干変わってくると思う。
例えば、普通にカメラの内臓マイクでインタビューを撮る場合とガンマイクで音を拾われるのとでは、気持ち的に緊張感が違う。
また、それに加えてピンマイクで仕込みをしたときは、更に入り込んで気持ちを引き締めてくれるのが分かる。
慣れていない人を無駄に緊張させてしまうのは良くないけど、無駄にダラダラとしてしまうのも良くないあまりよろしくない。

まとめ

見た目は関係ないのかもしれないけれど、見た目で安心感や信頼を得られるという事も事実だなと感じました。
どんなにデジイチでいいものが撮れるとしても、大砲みたいなカメラが来ちゃうと見た目では雲泥の差があるのは仕方ないです。
でもやはり、最初に信頼を得る、安心感を与えるうえでもまだ大きい物を見せるというのは大事だと言える場面があるのではないかと、
実際の現場では感じています。

どうしても機動性を重視しないといけない狭い空間や場面ではやっぱりデジイチなんかはとても取り回しが良くて使いやすいです。
ある程度の長さをカバーできて、動画の性能にも問題がなければ、ハイエンドデジカメでも案外イケちゃうとも思っています。
メインの映像にはしないけど、別アングルからの映像入れたいときとか、に使えたりしますし。
GH4のサブ的立ち位置として買ったFZ1000も未だに何かと重宝しています。
仕事以外では、FZ1000をもって出かけることがほとんどです。

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